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IT・SaaS企業 / クラウド間移行

SaaSプロダクトの
AWS → GCP 乗り換えで
ML基盤を強化・費用最適化

45%MLコスト削減
3デプロイ頻度向上
6ヶ月移行期間
0サービス障害ゼロ

プロジェクト概要

東京都内に本社を置くIT系スタートアップ企業様。BtoB向けの業務効率化SaaSプロダクトをAWSで運用していましたが、機械学習・データ分析機能の強化を目的に、GCPへの移行を決断されました。

AWS ECSで動くマイクロサービス群、RDS(PostgreSQL)のデータベース、S3の大量ファイルストレージを、それぞれGKE・Cloud SQL・Cloud Storageへ移行。さらにBigQueryとVertex AIを活用してML基盤を一新し、データ活用の幅を大きく広げることに成功しました。

テクノスフィアはインフラ設計・移行実装の全工程をワンストップで担当。本番サービスへの影響ゼロで6ヶ月での移行を実現しました。

課題と解決アプローチ

⚠ CHALLENGE(課題)
  • AWSのML系サービス(SageMaker)のコストが高く拡張に限界
  • ECSのクラスター管理が複雑でデプロイに時間がかかる
  • BigQuery相当の大規模データ分析基盤がない
  • S3のデータ転送コストが毎月高額に
  • 本番稼働中のSaaSのため無停止での移行が必須
✅ SOLUTION(解決策)
  • ECS → GKE(Autopilot)でKubernetes移行・CI/CD刷新
  • RDS(PostgreSQL) → Cloud SQL(Postgres)にデータ移行
  • S3 → Cloud Storageへオブジェクトストレージ移行
  • BigQuery導入でデータウェアハウスを一元化
  • Vertex AIでML基盤を構築・SageMakerからモデル移植

移行前後のアーキテクチャ比較

【移行前:AWS構成】
AWS ECS (Fargate) × 8マイクロサービス
AWS RDS PostgreSQL 13(Multi-AZ)
Amazon S3 × 4バケット(計 12TB)
AWS SageMaker:MLモデル学習・推論
Amazon Redshift:データウェアハウス
AWS CodePipeline / CodeBuild:CI/CD
CloudWatch:監視・ログ収集
Route53 / ALB:DNS・ロードバランサ
【移行後:GCP構成】
GKE Autopilot × 8マイクロサービス
Cloud SQL PostgreSQL 15(HA構成)
Cloud Storage × 4バケット(計 12TB)
Vertex AI:MLモデル学習・推論
BigQuery:データウェアハウス(列指向)
Cloud Build / Artifact Registry:CI/CD
Cloud Monitoring / Cloud Logging:監視
Cloud DNS / Cloud Load Balancing:DNS・LB

移行の進め方(6段階アプローチ)

Phase 1:調査・設計(月1)

既存AWSアーキテクチャのインベントリ調査、依存関係マッピング、GCPへの対応サービスの選定。移行コスト試算とROI分析も実施。

Phase 2:GCP基盤構築(月1〜2)

Terraform によるGCPインフラのコード化(Infrastructure as Code)。VPC・サブネット・IAM・GKEクラスター・Cloud SQL・Cloud Storageを構築。

Phase 3:コンテナ移行(月2〜3)

ECS TaskDefinitionからKubernetes Manifestへの変換。Helmチャートで各マイクロサービスをGKEにデプロイ。Cloud Build でCI/CDパイプラインを再構築。

Phase 4:データ移行(月3〜4)

RDS → Cloud SQL:pg_dumpベースの移行+Database Migration Service(DMS相当)での差分同期。S3 → Cloud Storage:Storage Transfer Serviceで12TBを並列転送(5日間)。

Phase 5:ML基盤移行(月4〜5)

SageMakerのモデルをONNX形式でエクスポートし、Vertex AIにインポート。BigQueryへRedshiftのデータを移行し、分析クエリを書き換え。

Phase 6:切り替え・並行稼働(月5〜6)

AWS・GCP並行稼働期間を2週間設け、全APIの応答を比較検証。DNS切り替えはTraffic Splittingで10%→50%→100%と段階移行し障害リスクをゼロに。

移行結果・成果

45%ML処理コスト削減
(Vertex AI vs SageMaker)
3デプロイ頻度向上
(月8回→月25回)
80%データ分析クエリ速度向上
(BigQuery列指向)
0本番障害ゼロ
(切り替え時)

クラウド間移行(AWS → GCP)のポイント

  • サービスの対応表を先に整理:ECS/Fargate→GKE、SageMaker→Vertex AI、Redshift→BigQueryなど、移行前に対応サービスを確定させることで設計のブレをなくします。
  • Terraformでインフラをコード化:AWSとGCPのTerraformプロバイダーは異なりますが、ステート管理のノウハウは共通です。Infrastructure as Codeで再現性を担保。
  • データ転送コストに注意:AWS→GCPへの大量データ転送はEgress課金が発生します。Storage Transfer Serviceを活用し、転送中のコストを最小化。
  • BigQueryの列指向の活用:RDBの行指向からBigQueryの列指向に変わることで、集計クエリが劇的に速くなります。データモデルの見直しも並行して実施。

クラウド間の乗り換えも、コスト最適化もテクノスフィアにお任せください。