サイトの種類別・費用相場
ホームページ制作の費用は「デザインの良し悪し」よりも、ページ数・機能・原稿の用意の3点でほぼ決まります。まずは目的別のおおよその相場を掴んでください。
| サイトの種類 | 規模の目安 | 費用の目安 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| コーポレートサイト(小規模) | 5〜10ページ | 30万〜80万円 | 会社案内・信用の担保 |
| コーポレートサイト(中規模) | 10〜30ページ・CMS導入 | 80万〜200万円 | 問い合わせ獲得・採用 |
| ランディングページ(LP) | 1ページ | 15万〜50万円 | 広告の受け皿・単一商材 |
| 採用サイト | 5〜15ページ | 50万〜150万円 | 応募獲得・ミスマッチ防止 |
| ECサイト | カート機能つき | 80万〜400万円 | オンライン販売 |
| サイトリニューアル | 既存10〜30ページ | 60万〜250万円 | 老朽化・スマホ非対応の解消 |
見積書の内訳|何にお金がかかっているか
制作費の大半は、デザインそのものではなく人が手を動かす時間です。一般的な内訳は次のようになります。
| 項目 | 内容 | 全体に占める割合 |
|---|---|---|
| ディレクション・設計 | 要件整理、サイト構成、スケジュール管理 | 15〜25% |
| デザイン | トップページ・下層ページのデザイン制作 | 25〜35% |
| コーディング・実装 | HTML/CSS/JS、スマホ対応、CMS組み込み | 25〜35% |
| 原稿・撮影 | 取材、ライティング、写真撮影 | 10〜25% |
| テスト・公開作業 | 表示確認、サーバー設定、公開 | 5〜10% |
見積書が「ホームページ制作一式 ◯◯円」としか書かれていない場合は、必ず内訳を求めてください。内訳が出せない見積は、後から「それは範囲外です」と言われる余地を残しています。
追加費用が発生しやすい5項目
① 原稿・写真の制作
「原稿はお客様支給」の前提で見積もられていることが多い項目です。取材・ライティングを依頼すると1ページあたり2万〜5万円が加算されます。
② 公開後のデザイン修正
無料修正の回数が決まっているのが一般的。回数を超えると1回あたり1万〜5万円。契約前に「何回まで無料か」を必ず確認してください。
③ 機能の追加
予約、決済、会員登録、多言語などは別見積です。フォーム1本でも、項目数や自動返信の有無で数万円の差が出ます。
④ 既存サイトからの移行
ブログ記事や商品データの移行は件数課金になることが多い項目。数百件規模なら10万円以上かかることもあります。
⑤ サーバー・ドメインの手配
初期設定費として3万〜10万円。すでにお持ちの場合は不要なので、契約状況を伝えると削れます。
公開後にかかる月額費用の相場
ホームページは公開してからが本番です。ランニングコストも予算に入れておいてください。
| プラン | 含まれるもの | 月額の目安 |
|---|---|---|
| 維持のみ | サーバー・ドメイン費用、SSL | 1,000〜5,000円 |
| 保守つき | 上記+軽微な修正、CMS更新代行、障害対応 | 1万〜3万円 |
| 運用支援つき | 上記+アクセス解析レポート、SEO改善、コンテンツ追加 | 5万〜20万円 |
「作って終わり」にすると、半年後には情報が古いまま放置され、検索順位も落ちていきます。最低でも維持プラン、問い合わせを増やしたいなら運用支援まで含めて検討することをおすすめします。
失敗しない予算の決め方
予算は「いくら出せるか」ではなく、「何件の問い合わせが増えれば回収できるか」から逆算すると決めやすくなります。
- 1件の受注額と粗利を書き出す(例: 平均受注額80万円、粗利率30% → 1件あたり24万円)
- 回収したい期間を決める(例: 2年)
- その期間に何件増えれば元が取れるかを計算する(例: 制作費100万円 ÷ 粗利24万円 ≒ 4.2件。2年で5件なら十分回収可能)
この計算をすると、「安く作る」ことより「問い合わせにつながる作りにする」ほうが結果的に安くつく、という判断がしやすくなります。逆に、単価が低く受注件数も限られる業種なら、LP1枚から小さく始める判断も合理的です。
「安い制作」で起きがちなこと
相場より大幅に安い見積には、必ず理由があります。悪いとは限りませんが、次の点は事前に確認してください。
- テンプレートの流用 — 同業他社と似た見た目になる。差別化が必要な業種では不利になります
- スマホ表示・表示速度の作り込み不足 — 検索順位とユーザーの離脱に直結します
- 公開後の修正がすべて有償 — 結果的に総額が高くなるパターンです
- サーバー・ドメインが制作会社名義 — 他社に乗り換えたいときに移管できず、実質的に縛られます
- 成果物の著作権が移転しない — 将来の改修を他社に頼めなくなります
特に最後の2点は、金額に表れない「後から効いてくるコスト」です。見積比較の際は制作会社の選び方チェックリストもあわせてご覧ください。
よくある質問
Q. 大阪のホームページ制作費用の相場はいくらですか?
小規模なコーポレートサイト(5〜10ページ)で30万〜80万円、中規模(10〜30ページ・CMS導入)で80万〜200万円、LP1枚なら15万〜50万円が目安です。ページ数・原稿の用意・機能の有無で大きく変わります。
Q. 見積を安く抑えるコツはありますか?
原稿と写真を自社で用意する、初回はページ数を絞って公開後に追加する、既存のサーバー・ドメインを流用する、の3点が効果的です。逆に、スマホ対応や表示速度は削らないでください。成果に直結します。
Q. 月額の保守費用はどのくらいですか?
維持のみで月1,000〜5,000円、更新代行を含む保守で月1万〜3万円、SEOやコンテンツ運用まで含めると月5万〜20万円が一般的な範囲です。
Q. 見積を取るときに伝えるべきことは?
目的(問い合わせ増か採用か)、想定ページ数、原稿と写真の有無、希望公開日、予算の上限の5点です。この5点が揃っていれば、各社の見積を同じ条件で比較できます。
見積の内訳から、遠慮なくご相談ください
「この金額は妥当なのか」「どこを削れるのか」——他社さまのお見積り内容についてのご相談だけでも構いません。大阪市淀川区(新大阪)から、対面・オンラインどちらでも対応します。