Web Production / Renewal

ホームページリニューアルの費用と進め方
「作り直したい」を成果につなげるために

見た目を新しくしただけで、問い合わせが増えないリニューアルは少なくありません。費用の相場、実施すべきタイミングの見極め方、そして既存サイトの資産を失わずに移行する手順を整理しました。

株式会社テクノスフィア(大阪市淀川区)|2026年7月時点

リニューアルすべきタイミングの見極め方

次の6項目のうち2つ以上に当てはまるなら、検討時期です。

逆に、急がなくてよいケースもあります。「見た目が古い気がする」だけで、問い合わせも順位も安定しているなら、全面リニューアルより部分改修(トップページだけ、料金ページの追加だけ)のほうが費用対効果が高いことがあります。まず何が課題なのかをアクセス解析で特定してから判断してください。

リニューアル費用の相場

リニューアルの範囲内容費用の目安
デザインのみ刷新構成はそのまま、見た目とスマホ対応を更新40万〜100万円
構成から見直しサイト設計・導線・原稿を作り直す80万〜200万円
CMS入れ替えを含む更新システムの移行、データ移行を伴う120万〜250万円
部分改修トップページのみ、特定ページの追加など15万〜60万円

新規制作との大きな違いは、現行サイトの分析・コンテンツの棚卸し・URLマッピングの作成という工程が加わることです。この分で費用も期間も上乗せになりますが、ここを省くと後述の順位下落を招きます。費用の内訳の考え方は制作費用の相場と料金の内訳と共通です。

「作り直したのに変わらない」の原因

リニューアル後に成果が出ないケースには、共通する原因があります。

目的が「古いから」だけ

何を増やしたいのか(問い合わせ・採用応募・資料請求)が定義されていないと、判断基準がなく「なんとなく綺麗」で終わります。

デザインだけ変えた

訪問者が知りたい情報(料金・実績・対応エリア・担当者の顔)が足りないままでは、見た目を変えても行動は変わりません。

集客ページを消した

アクセスを集めていた古い記事や事例を「見た目が古い」と削除してしまい、流入ごと失うパターンです。

公開後に放置した

更新できる仕組みを入れても、運用の担当と頻度を決めていないと止まります。公開はスタート地点です。

リニューアル前に必ず、アクセス解析で「どのページに何人来ていて、どこから問い合わせが発生しているか」を確認してください。これを知らずに作り直すのは、売れている商品を把握せずに棚を入れ替えるようなものです。

検索順位を落とさないための移行手順

リニューアルで順位が下がる原因はほぼ技術的なもので、事前準備で防げます。

  1. 現行サイトの全URLを書き出す — サイトマップとアクセス解析から、流入のあるページを漏れなく把握します
  2. 新旧URLの対応表(URLマッピング)を作る — 変わるURLは全て、新しいURLとの対応を一覧化します
  3. 301リダイレクトを設定する — 旧URLへのアクセスを新URLへ恒久転送します。これを忘れると評価がリセットされます
  4. 流入の多いページの内容は減らさない — テキスト量を大幅に削ると評価が下がることがあります
  5. 公開後にSearch Consoleでサイトマップを再送信する — 新しい構成を早く認識させます
  6. 公開後1〜3か月は順位と流入を監視する — 下落したページがあれば個別に手当てします
一時的な変動は起こり得ます。正しく移行しても、公開直後の数週間は順位が揺れることがあります。慌てて元に戻さず、1か月程度は推移を見てください。逆に、1か月経っても主要ページの流入が戻らない場合はリダイレクトの設定漏れを疑います。

リニューアルの進め方

新規制作の7ステップに、リニューアル固有の工程が加わります。

  1. 現状分析(1〜2週間)— アクセス解析、流入ページ、問い合わせ経路、競合サイトの確認
  2. 課題の特定と目的の設定 — 「何を何件増やすか」を数値で決めます
  3. コンテンツの棚卸し — 残す・書き直す・削除するを1ページずつ判断します
  4. 設計・デザイン・実装 — ここからは新規制作と同じ流れです
  5. URLマッピングとリダイレクト設定 — 公開前に必ず用意します
  6. 公開・監視 — 公開後の順位と流入を追い、必要に応じて調整します

よくある質問

Q. リニューアルの費用相場はいくらですか?

既存10〜30ページ規模で60万〜250万円が目安です。デザインのみの刷新なら40万円台から、CMS入れ替えやデータ移行を伴うと120万円以上になります。

Q. リニューアルで検索順位が下がりませんか?

301リダイレクトの設定漏れ、集客ページの削除、テキスト量の大幅削減がなければ、大きく下がることはありません。事前のURLマッピング作成が最大の予防策です。

Q. 今のサーバーのまま作り直せますか?

可能な場合が多いです。ただし、現行サーバーのPHPバージョンが古い、SSLに対応していない、といった場合は移設をおすすめします。現状をお聞きすれば判断できます。

Q. 制作会社を変えてリニューアルできますか?

できます。ただし、ドメインとサーバーの管理権限が自社にあるか、既存サイトのデータを受け取れるかを事前に確認してください。詳しくは制作会社の選び方の権利まわりの項目をご覧ください。

まず「今のサイトの何が問題か」から一緒に整理します

リニューアルありきではなく、部分改修で足りるのかも含めてご提案します。現在のサイトURLをお知らせいただければ、アクセスの状況と改善余地を確認したうえでご回答します。